[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

#02 ここのものを、オリジナルで

―― どうやって、
根城の魅力を発信していくかとうのは
むつかしい問題ですよね。特に若い子たちには。
小田 えーとねぇ、「おもしろ講座」というのを、
年7・8回講座をやっているんだけど、
その中で2回ほど、
歴史講演会っていうのをやっているのね。
―― はい。
小田 それはこの地区根城やお城の
歴史とかをテーマに講師を招いてやるんだけど。

今年は特に、
大河ドラマの『篤姫』をテーマにして
篤姫と八戸との関わりっていうことでやったら、
すごい、もう、120人くらい集まったんです。

―― 120人! すごいですね。
小田 でも、お年寄りというか、
60歳代の方が多かったですね。
―― 若い層はキビシかったですか?
小田 うーん、まぁ、
NHK効果があったのかもしれないけども。
―― 若い子、観てると思いますけどね。篤姫。
視聴率いいですから。

おもしろ講座は全体的に若い子が少ないんですか?

小田 歴史講座の他は体験学習で、
小学生とか親子でも参加していただいてます。

馬にまつわる体験、
八幡馬の「野鍛冶体験」とか「絵付」とか。

あとは、ここの周りに枝垂桜が
150本くらい植えてあるんだけど、
その桜は山梨の身延にある久遠寺から
移植したものなんです。
その枝垂桜の剪定した枝を利用した
「桜染め」っていうのもやっています。

―― へー、おもしろそうですね。
小田 その桜染めっていうのは
なかなか色がきれいに出ないらしくて、
それを何回も何回も、
ここにいる職員が試作をして
ようやくきれいな色をだしたのね。

これも結構人気があって、
小学生とかそのお母さん、
あと50代、60代の方。
来て頂いた方は、リピータになっていただいてます。

―― そうですよね。
一回来ちゃえばリピータになっちゃいますよ。
おもしろそうですもん。
小田 ここは、博物館の野外学習の場です。
―― あぁ、そういう感じ、いいですね。
小田 それが目的なの。

あとは、
けっこう木も多いし野鳥もたくさん来るので、
野鳥の巣箱作り。

―― おー、それもおもしろそうですね。
小田 一枚の板を測って、切って、切って……、
で、組み立てる。
―― いいですね。
一枚の板からものを作るっていうのはいいです。
小田 穴開けたり、釘で打ったりとかして。
こちらには、
お父さんと子どもとで参加されていました。
大人の方もいらっしゃいます。
―― あー、お父さんと子どもっていいですね。
お父さんの方が下手だったとか(笑)
小田 夏休みの宿題にでも
持っていけるような感じですよ。
―― 最高ですね。
小田 ここのものを、オリジナルで作る。
―― そういうの
貴重な体験だと思います。
小田 桜染めは、
「他の場所の枝垂桜でも、
 こんなにいい色が出るのかな」って、
参加者の方がおっしゃっていました。

市内で草木染めを教えている先生も、
すばらしいと絶賛してましたよ。

―― プロも認めたんですか。
すごいですね。

お城を見る楽しみ方と、
そういう企画に参加する楽しみ方。
どちらも魅力的ですね。

小田 たくさんの方に参加していただきたいですね。
―― ホント、そうですね。

今日は、
ありがとうございました。

-完-
はじめにもどる