「史跡根城の広場」の入り口に
ログハウスがあります。
その中にいらっしゃるのは
史跡根城を案内してくださる
ボランティアガイドのみなさんです。
史跡根城のことなら
なんでも知ってるといっても過言ではない、
ボランティアガイドさんは
無料で(※)史跡根城を案内してくれます。
※本丸入場料は有料となります。
入場料はこちらのページをご参照ください。
今回、そのボランティアガイドの
阿部清志さんに
史跡根城を一緒に歩いていただきました。
ガイドさんと歩くから分かる
史跡根城の魅力。
ちょっとだけ紹介しますね。
―― | 今日はよろしくおねがいします。 |
阿部 |
こちらこそよろしくおねがいします。 それでは、早速。 |
―― | はい、行きましょう。 |
阿部 |
あちらに 銅像がみえますよね。 |
―― | 師行(もろゆき)さんですね。 |
阿部 |
はい。 南部師行という人で、 ここの初代になります。
建武元年、鎌倉幕府が倒れたすぐあとの、 |
―― | わざわざ、山梨から。 |
阿部 |
当時、後醍醐天皇による建武の新政で 東北地方を統治するために北畠顕家が 陸奥国の国司となりました。 南部師行は顕家の命によりこの地に来て、 |
―― |
はー。 根の城、根城。 |
阿部 |
地図の色がついたところが南部領です。
「三日月の丸くなるまで南部領」 |
―― |
すっごい。 青森県全部と、 秋田県北、岩手県は遠野まで。 ものすごく広大な土地を治めたということですね。 |
阿部 |
これだけ、 勢力があったということです。 |
―― |
意外にすごかったんですね。 意外に、って言ったら失礼か(笑) |
阿部 |
そして、居城が約300年。
同じ一族がこれだけの長さ 「うちでも……?」という方も |
―― |
へー、ここと薩摩だけですか。 これまた、意外です。 |
阿部 |
パソコンでいえば、 「上書き保存がなかった」 ということですね。 よその苗字の人が入らずに、ずっと。 |
―― | それは、大変なことですよね。 |
阿部 |
そうですね。
そして、 ふつう、お城といえば、 |
―― | そうなんですか。 |
阿部 | では、行ってみましょうか。 |
―― | はい、入りましょう。 |
(つづきます) |